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2007
年
06
月
25
日
20時05分21秒
に更新した情報です。
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[ 120] 疲労の科学
[引用サイト] http://www.hirou.jp/P04/01-1.html
■忙しい現代社会では、あなたも私も、子供も中年の方もお年寄りの方も!みんなが疲れています。 では、疲れってなんでしょう?エネルギー切れ?頭と体が動くだけのためのエネルギー切れなら、食べる事によって回復するはずですよね。 「疲れ」ってものは、睡眠不足とか、夏ばてとか、人間関係の問題とか、たくさんのストレスが私たちの身体・心にかかってきた負担の結果なのです。 「疲れている」ってイヤな感覚ですが、これが無いと多分休む事なく働き続けて、やがて、疲弊死を迎える事になるでしょう。 ■私たち研究者は、「疲労」を「痛み」や「発熱」と同じように考えて、3つの生体アラームという説明をします。 例えば、「痛み」や「発熱」を考えてみてください。痛みがあれば、私たちは、どこに問題(きず、出血)があるかを知って、かばいます。熱があると身体を休め、また、身体の一部の熱には、感染・炎症の治療を行います。 疲れとは、つまり身体の異常を教えてくれて、何かの対策をしなさいと考えさせてくれる、大切な警報装置なのです。 ■疲労と疲労感の違い、ストレスと疲労の混同 −オリンピックの高橋尚子選手はどちら?− 一般に、”疲労”は”疲労感”とほぼ同義語で使われている。すなわち、疲労は主観的な表現と解釈される傾向にある。 しかし、実は”疲労”と”疲労感”とはまったく異なるものである。たとえば、ゴルフによる疲労はほぼ同じ距離を歩くにもかかわらずスコアによって疲労度がまったく異なる。 また、つまらない単純作業はすぐに飽きて疲れてしまうが、やりがいのある仕事や楽しい作業(たとえばテレビゲーム)は総じて疲労感が少ない。 オリンピックマラソン種目で優勝した高橋尚子選手は2時間強、42.195kmに全力をぶつけ、極限の疲労状態であったはずだが、疲労感はあまり感じていないようにみえた。 一方、大学のつまらない教授会に出席している筆者はなにもせず2時間座っているだけで極限の疲労を感じてしまう。 これはやりがいのある仕事は達成感を生むが、この達成感が疲労感をマスクしてしまい、その結果、”疲労感なき疲労”が蓄積し、過労死に至らしめる。 この現象、すなわち”疲労感なき疲労”あるいは”疲労なき疲労感”は、筆者らがすでに実験によっても確認している。 ”疲労”とは”身体的あるいは精神的負荷を連続して与えられたときにみられる一時的な身体的および精神的パフォーマンスの低下現象”と定義できる。 ”パフォーマンスの低下”は”身体的および精神的作業能力の質的あるいは量的な低下”を意味する。 (愛知県豊川保健所管轄内の2市4町、15才〜65才の男女4000人への疲労調査研究班調べ)でした。 その、疲労を感じている約60%の人のうち、37%もの人が6ヶ月以上も疲れを感じたままの慢性疲労を感じていることが明らかになりました。 また、以前に比べ、疲れのため、作業能力が低下しているように感じるとの回答をしている事が明らかになりました。
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[引用サイト] http://www.president.co.jp/pre/20040112/004.html
「立場」という考え方は、ときに考えそのものを狂わせる。「俺はほんとうはどう思っているのだろう」「俺は何を言うべきだったのだろう」迷うときにこそ、人は自分と向き合う。社員でもなく、夫でもなく、ひとりの人間として考えるための「個人篇」12問。その中の1問をご紹介します。 ほり・しろう●1959年、富山県生まれ。山口大学医学部大学院卒。ジョージタウン大学等に留学後、大学付属病院勤務を経て開業。著書に『累積疲労』等。 「累積疲労」というのは私がつけた病名だ。疲れを単なる疲労とあなどって放置した結果、疲労が蓄積され、肩や背中のこり、頭痛や目の奥の痛み、手足の痺れといった症状を引き起こし、最後には仮面うつ病や突然死に至る、れっきとした病気である。 ときどき、慢性疲労症候群と混同されることがあるが、慢性疲労症候群は、原因や治療法がまだわかっていないのに対し、累積疲労の場合は、原因が疲労であることや、治療法もはっきりしていて、治療さえすれば確実に治る点が前者と異なっている。また、心の症状があるように見えても、うつ病とは違って純粋に“体の病気”である点も特徴だ。 累積疲労には初期、中期、末期の三段階があり、段階によって治療法もまったく異なる。そのため、まずは自分がどの段階にいるかを判断することが非常に重要になってくる。それを簡単に見分けるポイントが睡眠である。 初期の場合は、疲れがたまったなぁと思っても、ある程度長い時間連続して眠ることができ、起きるときにもすっきりとして目が覚める。ところが、中期になると、寝ても寝ても眠く、しかも寝たわりには元気も出ないという症状に変わる。これが末期になると、今度はまったく眠れなくなるのが特徴だ。 では、細かい症状と治療法を見てみよう。初期の症状には、ポカミスが多くなる、ど忘れが増える、些細なことでいらいらして怒りっぽくなるなどがある。この段階の治療法としては、会社の帰りに一駅多く歩くなど、1日30分程度の運動を行うのが一番である。 人間の体は年齢とともに基礎代謝が落ち、同じものを食べていても脂肪をためやすくなる。そのため、人によっては体重が増えて、余計に疲れるようになる。また、夜になると、体は、脂肪を燃やす“燃焼系”から脂肪をためる“蓄積系”に変わるが、夜の運動には、体を強引に燃焼系に戻し、脂肪をためにくくする利点もある。夏であれば38度、冬であれば40度くらいのぬるめの風呂にゆっくりつかるのも有効だ。 中期になると、決断を迫られても、以前であればできたような即断即決ができなくなるといった症状に加え、首や肩や背中がこる、頭痛がする、目の奥が痛くて目が開けられなくなる、風邪でもないのに痰が出る、目元や口元が痙攣するといった体の症状が表れてくる。 ここで注意しなくてはならないのは、中期の場合は、初期とは違って、運動や長時間の入浴は逆効果にしかならない点だ。この場合は、疲れすぎてしまっているのが問題だからだ。そのため、治療法としては、とにかく体を休めることである。まず、休日は最低でも12時間を目標に、ひたすら眠る。平日も、残業はできるだけ制限して、つき合いの飲み会は、うそをついてでもやめることだ。 末期になると、一度座るとなかなか立ち上がれない、まっすぐ歩けないなど、重度の身体症状が出てくる。私のクリニックにも、末期にまで進行してから訪れてくる患者さんがいるが、この段階までくると、自力で治すことは不可能なので、病院で治療を受けてほしい。 問題なのは、多くの人が、疲れは、時間がたてば自然に消えていくものという幻想を抱いていることである。しかし、疲労というのは、いうなれば、“借金”と同じ。放っておけば利子が利子を呼んで、雪だるま式に膨らんでいき、積極的に返済をしない限り、自然に減ることはありえない。体に自己破産をきたす前に、たまってしまった疲労は、意識して解消することだ。
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